うさぎの平均寿命
うさぎの平均寿命は、7〜8年と言われています。最近は医療の発達などもあり、10歳を超える長生きなうさぎさんも。
世界でいちばん長生きなうさぎさんの年齢はいくつだと思いますか?
世界一長生きしたうさぎのギネス記録は?
世界一長生きしたうさぎの年齢は、18歳10ヶ月!
オーストラリア・タスマニア島に住むフロプシー(Flopsy)ちゃんという名前のうさぎさんで、ギネス記録にも登録されているんです。
人間でいうと仙人みたいなものでしょうか?
※Guinness World Recordsホームページより
うさぎの年齢表|早見表
お家のうさぎさんの年齢って、人間に換算するとどれくらいか気になりますよね。
生後1年でもう大人に成長するうさぎ。1年を超えてからは、1年に8才づつ歳をとる計算ですね。
下記にうさぎの年齢早見表を載せておきますので、ぜひチェックしてみてください。
ご長寿うさぎのフロプシーちゃんは人間でいうと160歳くらい!?
うさぎの年齢区分と変化
うさぎは、以下のように年齢区分によって成長過程が大まかに分類され、体つきや活動量にも変化があります
- 〜6ヶ月…….成長期:どんどん体が成長する
- 7ヶ月〜…….青年期:この頃までにしつけを
- 1年〜2年…….やんちゃ期:遊びたい盛り
- 3〜4年…….成熟期:賢くなり落ち着きが出てくる
- 5年〜…….シニア期:落ち着きがあり活動量が少なくなる
- 7年〜8年…….高齢期:体力が低下し食欲が少なくなる
- それ以上…….介護期:自分からあまり動かなくなる
うさぎの老化のサインとは?
お家のうさぎさんは人間だと何歳くらいでしたか?5歳を過ぎるともうシニアなんて早く感じますよね。
この時期はまだまだ元気な子、体力が落ちてきた子さまざま。老化のサインを知ればそれに合わせたケアができますよ。
※JCRA日本コンパニオンラビット協会/MOFFMEペット保険ホームページより
うさぎに長生きしてもらうには?
お家のうさぎさんにはなるべく健康で長生きしてほしいですよね。そのためにはストレスのない環境づくりが大切と言われています。
これは『(うさぎの)環境エンリッチメント※』とも呼ばれ、健康を維持するための重要な指標です。
下記はうさぎへのストレスフリーな環境づくりをする上で気をつるべき7つのポイント。この中で、十分にできていないと感じる項目があれば、そこを改善することで、うさぎへより幸せに暮らす環境を提供することができます。
環境エンリッチメント(英: environmental enrichment)とは、飼育動物の正常な行動の多様性を引き出し、異常行動を減らして、動物の福祉と健康を改善するために、飼育環境に対して行われる工夫を指す。 飼育動物の福祉を向上させるもっとも強力な手段の1つとされる。(Wikipedia環境エンリッチメントより)
うさぎの生態を知る
ペットとして飼われていても野生の本能や習慣は失ったわけではありません。まずは理解することが大切です。
なるべく本能のままに行動させてあげるのがストレスフリーの環境を作るコツです。
うさぎの心を理解する
うさぎは喜怒哀楽をいろんな手段で意思表示してくれます。その意思表示のサインを理解してコミュニケーションをとり、反応などを見ながら理解を深めていきましょう。
うさぎの個性を理解する
うさぎは食の好みからおもちゃの置き場所、人との接し方まで個性はさまざま。
個性を理解して、飼い主側が個性に合わせた付き合い方をするように意識してみてください。
適切な飼育環境を用意
ストレスが少ない、温度湿度が適切、安全な環境を用意してあげましょう。部屋んぽ時間が極端に少ない、ケージが狭いetc.などはストレスが溜まってしまいます。
シニアのうさぎさんには、なるべくケージの中や周りはバリアフリーな環境を作ってあげてください。
※適切な飼育環境とは:
うさぎにとって適切な飼育環境は、ケージなど1日に長い時間過ごす場所から改善していくのがベスト。下記の記事ではケージの置き場所などを解説しています。
» うさぎのケージ徹底解説!置き場所や選び方、掃除の仕方まで
適切な食事を与える
うさぎにとっての適切な食事は牧草を中心とした繊維質の多い食べ物を与えること。欲しがるからと果物やおやつを与え過ぎると肥満や消化器官の病気の原因になります。
また高齢で固いチモシーを食べなくなるうさぎも出てきます。そんな時は、栄養価の高いマメ科のアルファルファ牧草や、香りの良いオーチャードグラスなどの牧草を混ぜて与えると食いつきが良くなります。
※詳しくは下記の記事で解説しています:
» うさぎがチモシーを食べない時の原因と対処法|食べやすい牧草12選
※うさぎの適切な食事バランスに関してはこちらの記事で解説:
» うさぎの1日の食事量や回数、与え方について | 世話の基本
適切な接し方をする
急に構ったり、無理矢理抱っこや固定したりすると、うさぎのストレスになるだけでなく、体にも負担がかかってしまします。
また、コミュニケーションは飼い主さんの一方通行にならないように、うさぎの気持ちを観察しながら接してみてください。甘える、自立心が強いなどうさぎの個性に合わせた接し方も大切です。
また、抱っこは子ウサギのうちから慣れさせておきましょう。生後7ヶ月までにしつけておくのが理想です。
適切な健康管理
毎日の健康観察や、かかりつけの病院での定期検診も行うといいでしょう。病気の早期発見につながります。
お家では食欲、ウンチの形、うさぎの日々の様子などをチェックしてみましょう。
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