うさぎが口をもぐもぐ?それ不正咬合かも?!
うさぎさんが何も食べていないのに口をもぐもぐすることはありませんか?
もしかすると、歯のかみ合わせが悪くなっている「不正咬合」かもしれません。
不正咬合になると、放っておいても治ることはあまりありません。
それどころか、牧草がうまく食べられなくなり、食欲不振や体重減少、下痢など色々な悪影響が。
前歯だけでなく、奥歯も不正咬合になります。
特に奥歯は口を開けてみることが難しいので、動物病院で検査しないと分かりません。
他にも不正咬合の症状はいくつかあるので、当てはまっていないかチェックしましょう。
うさぎの不正咬合の症状
目ヤニや涙目になる理由
鼻涙管という目から鼻へ涙を流している管が、奥歯の伸びすぎで圧迫され詰まってしまい、涙がうまく流れず目ヤニや涙目の症状になることも。
これを「鼻涙管狭窄(閉鎖)」と呼びます。
パスツレラ菌や、常在菌であるブドウ球菌などが原因で炎症を起こし、鼻涙管狭窄になることもあります。
不正咬合の原因
不正咬合になる原因は色々あります。例えば、
本来うさぎは硬い樹皮、木の根を食べて栄養にしていました。
硬い樹皮で歯を摩耗(すり減らすこと)するので、伸びても削れるので問題なかったんです。
ペットとして飼われているうさぎは、牧草が歯を摩耗する役割。
ただ、牧草をあまり食べず柔らかいペレットやおやつばかり食べているうさぎは、歯がどんどん伸びてきて、不正咬合になることが。
また、ケージをかじる癖がある子は、歯の噛み合わせが悪くなり不正咬合になりやすいので注意。
うさぎの歯の構造
うさぎは前歯(切歯)が6本、奥歯が22本の合計28本の歯があります。
(奥歯は上アゴに6本づつ、下アゴに5本づつ。)
全ての歯が永久に伸びつづける「常生歯」。
そして、うさぎの歯は1年で10〜12cmほど伸びます。
不正咬合になったら、定期的に動物病院で歯を削る必要があります。
費用もかかりますし、うさぎのストレスにもなるので、予防対策をしっかりと!
うさぎの不正咬合の予防
牧草をあまり食べない子には、他のイネ科で香りのよい牧草などを混ぜて与えるのがおすすめ。
うさぎがチモシーを食べない時の原因と対処法|食べやすい牧草12選でくわしく解説しています。
おすすめのケージかじり防止グッズ4選
▲サイズはSだと大人には少し小さめ。M以上を選ぶと◎
▲ケージサイズが60と80の2種類あるので間違えないように注意。
▲壊して遊ぶとかなりのストレス発散に!
▲ケージのサイズに合わせて選ぼう。
参考文献
◆ミ・サ・キ動物病院「うさぎの歯について」より
◆日本コンパニオンラビット協会ウサギマスター検定講座より
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