ひとむかし前は、「うさぎに水を与えてはいけない」という迷信がありましたが、飲み水はうさぎさんが健康に生きるためには欠かせない重要なものです。
今回は、飲み水についての量や温度、適切な飲み水の種類や給水ボトルの洗う頻度などをご紹介します。
うさぎの飲み水は水道水でいいの?
うさぎは水道水でも問題ないと言う方もいますが、水道水に含まれている殺菌目的のための塩素が、うさぎさんに完全に害がないとは言い切れません。
あまり神経質になる必要はありませんが、うさぎさんの給水器などに取り付けかできる浄水器などをつけてあげると安心です。
ミネラルウォーターはだめ?
ミネラルウォーターには、カルシウムやミネラル成分が含まれています。その水をとりすぎてしまうと、うさぎさんは泌尿器結石の原因となるのでやめましょう。
うさぎが1日に水を飲む量は?
うさぎが1日に飲む水の量は、体重1kgあたり約50〜100mlだと言われています。水を飲む量が少ないと、おしっこの量も少なくなり、膀胱に結石ができやすくなります。毎日どれくらい水を飲んでいるかチェックしてみてください。
ただし、野菜や果物を多く与えられているうさぎさんは、そこから水分をとっているので水の飲む量も必然的に減ってきます。野菜や果物の与えすぎには注意が必要です。
▶︎うさぎの1日の食事量や回数、与え方について | 世話の基本
水の温度は何度がいい?
うさぎの水は基本的に常温で問題ありません。
夏場などは、冷やしてから与える方もいますが、部屋の温度管理がきちんとされていれば、冷さなくても大丈夫。うさぎさんが暑そうにしているなど気になるようであれば、冷蔵庫で冷やしてから与えてください。
冬場は常温でOKです。
うさぎが水を飲まない時はどうすればいい?
水を飲む量は、普段どれだけ野菜を食べているかによって変わってきます。
もし、野菜をよく食べているうさぎさんなら、野菜から水分をとっているので水を飲む量が普通のうさぎさんよりは減ってきます。きちんと食事をとっていて元気そうなら心配ありませんが、ペレットが多い食事なら、飲水量を気にしてあげてください。
元気がないようなら、かかりつけの獣医さんに相談しましょう。
給水器は洗えてる?洗う頻度と洗い方
給水器を洗う頻度
給水器を洗わずにいると、雑菌が繁殖しやすくなり、病気の原因にもなります。特に夏場は要注意!
1日に1回は給水器の中を洗剤などでしっかり洗ってあげましょう。また、うさぎのお水は、毎日交換してあげてください。
給水ボトルの洗い方
うさぎさんの飲み水を入れる給水ボトルは、洗剤で専用ブラシなどを使い、よく洗ってあげてください。洗剤は、家にある洗剤で大丈夫です。
ノズルや給水ボトル内部の細かい隙間に届きやすい小さなヘッドのものが便利です。
飲み口のノズル部分が分解できるのであれば、専用ブラシで洗ったり、たまに煮沸消毒をしてあげるのもいいでしょう。
給水器の飲みやすい位置や高さは?
うさぎの種類や成長度合いによって、適切な高さは違ってきます。また、うさぎによって飲む時の体勢の好みがあるようなので、一概に首を傾けながら飲む子がダメと言うわけではありません。
もし、飲みにくそうにしていたり、あまり給水器に関心を示さないようであれば、位置を変えてみるか、置き型(皿)のディッシュドリンカーなどを試してみてください。
まとめ
いかがだったでしょうか。
うさぎの給水ボトルを毎日洗ったり、水を替えるのを「面倒だな〜」っと思った方もいるかもしれません。
うさぎの健康のためは、清潔で適切な水を与えることが大切ですので、できることからチャレンジしてみてくださいね。
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