【お家でできる簡単ケア】うさぎのうっ滞予防8つの方法

うさぎのうっ滞予防

「うっ滞」、うさぎの飼い主さんなら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。

うさぎの死亡例で一番多いのがこの病気。
胃腸などの消化器官の動きが急に悪くなり、突然具合が悪くなったり、最悪亡くなってしまう恐ろしい病気です。

エサが胃の中で消化できなかったり、毛づくろいした毛が胃にたまり「毛球症」になってしまうことで起こります。
これらは、お家での予防ケアがとっても大切なんです

今回は、実際のうさぎ飼い主が実践している予防ケアをご紹介。

日常で取り入れやすい簡単にできるケア方法なので、ぜひ今日から試してみてくださいね。

もし「うっ滞」の症状がみられたら迷わずにすぐ動物病院へ!
症状例:食欲がない、フンが少ない、フンの形が異常(毛でつながった便など)、腹痛、
じっとうずくまったまま動かなくなった、時折りおなかを伸ばしたりしてなんとなく身の置き所が悪いような症状、痛みのため歯軋りなど
参考:みわエキゾチック動物病院 「うさぎの消化管うっ滞」より

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お家でできるうさぎのうっ滞予防ケア

下記の予防ケアはお家でできる基本的な予防方法です。
簡単に実践できるものが多いので、ぜひ日常ケアに取り入れてみてくださいね。

お家での予防ケア方法
  • ブラッシング
  • 異物をかじらせない
  • お部屋で運動できる環境をつくる
  • ストレスをためない
  • おやつ、ペレットを与えすぎない(牧草中心の食事)
  • ペレットは朝夕の2回に分けて与える
  • 水をいつでも飲める状態にする
  • 毛球症予防のサプリなどを与える
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うさぎのブラッシングケアについて

うさぎのブラッシングケアについて

毛づくろいした毛が胃にたまって消化できなくなる「毛球症」は命の危険がある病気の一つ。
予防するためにはブラッシングは欠かせません。

ブラッシングは1日5〜10分程度で良いので、特に換毛期は毎日行って欲しいです
換毛期以外でも、週に2〜3回はブラッシングを。
(レッキスなどの短毛種は週一程度でOK)

また、高齢のうさぎさんは自分で毛繕いをしなくなるので、より丁寧なブラッシングケアが必要になってきます

ブラッシングしにくい場所(お尻やお腹周り)などは、うさぎ専門のグルーミングサロンでプロにお願いするのがベスト。

たなか
たなか

たなかは月に1回サロンで健康チェック+ブラッシングをしてもらっています。

ブラッシングに使うブラシ選びも大切。嫌がらないもの、うさぎの種類にあったものを選びましょう。
詳しくは うさぎのグルーミング基本アイテム|失敗しないブラシの選び方は?で解説しています。

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うさぎに異物をかじらせない

クッションガードをかじられた跡

カーペットやジョイントマット、段ボールなどをかじってしまううさぎさんは要注意

胃のなかで消化できないものは、胃に溜まって「うっ滞」の危険が高まります。

もし、どうしてもカーペットが必要なら麻などの天然素材のものに変えてみたり、そもそもその場所に入らせないよう柵で囲んでみて。

滑り止めに敷きたい場合は、ペット用のカーペットなどが安心です。
>>参考:Umineccoのペット用木目調カーペット

>>かじり対策うさぎのかじり防止対策7選|賃貸の柱の角や壁を徹底ガード!の記事で解説しています。

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お部屋でうさぎが運動できる環境をつくる

お部屋でうさぎが運動できる環境をつくる

うさぎが部屋んぽするスペースは、走ったり遊んだりできる広さ、遊べるおもちゃがありますか?

もしないなら、運動が楽しくなるおもちゃなどを置いてあげるのがおすすめ。

例えばうさぎ用トンネル。トンネルの中で隠れたり走ったりでき、うさぎの本能をかき立て楽しみながら運動ができるグッズなので、ぜひお家に取り入れてみて。

運動はストレス解消にも役立ちますよ。

たなか
たなか

かじれて食べれるトンネルもストレス発散に効果大!

うさぎ用トンネルについては うさぎ用かじれるトンネルハウスおすすめ7選【運動不足の解消に】でくわしく解説しています。

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おやつを与えすぎない(牧草中心の食事を目指す)

うさぎのおやつを与えすぎない(牧草中心の食事を目指す)

うさぎの飼い主さんでやりがちなのが、おやつを必要以上に与えること。

特に、チュールやバナナなどの糖分やデンプンが多いものは、肥満になるだけでなく、消化の負担になることも。

本来、野生のうさぎはおやつ(過度な糖分を含むもの)を必要としない動物です。
基本は、牧草食べ放題+ペレット(適量)で問題なし

ペットとのコミュニケーションとして与えることも大切ですが、与える場合は、ドカ食いしないよう少量にとどめて。

乾燥した野菜の葉などの方が糖質が低いので、ダイエット中にはおすすめです。

個人的に乾燥ブロッコリーの葉がおすすめ。
レビュー記事はこちら乾燥ブロッコリーの葉をレビュー

基本の食事量については うさぎの1日の食事量や回数、与え方について の記事でくわしく解説しています。

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ストレスをためない

うさぎにとってストレスは大敵

うさぎにとってストレスは大敵!

人間はストレスを感じると胃腸の調子が悪くなるなどがありますが、うさぎにとっての胃腸のトラブルは死活問題

ストレスを感じる環境に当てはまっていないかチェックしてみて。

  • 部屋んぽで適度な運動が出来ているか
  • かまいすぎていないか/怯えさせてないか
  • ケージの置き場所は適切か
  • 室温、湿度は快適か など

ケージの置き場所については うさぎのケージ徹底解説!置き場所や選び方、掃除の仕方まで の記事で解説しています。

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ペレットは朝夕の2回に分けて与える

ペレットは朝夕の2回に分けて与える
ペレットは適切な量を与える

よくペレットは1回で全て与えて良いのか質問されることがありますが、できれば2回に分けて与えるのが良いでしょう。

理由は、急激な血糖値の上昇を抑えるため

人間でも、一度に一日分のご飯を食べると血糖値が上がりすぎることありますよね。うさぎも同じです。

なぜペレットで血糖値が上がるかと言うと、ほとんどのペレットにはつなぎにする(固める)ため小麦粉、グルテンなどが含まれています。

ドカ食いを防ぐためにも、朝夕(もしくは夜)の2回に分けて与えてあげましょう。

ただし牧草は常に食べ放題にできるよう補充をわすれずに

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水をいつでも飲める状態にする

うさぎが水を飲むことは、胃や腸の消化を助けるのにとっても大切です。
人間でも、水をあまり飲まないと便秘になったりしますよね?

うさぎが常に水を飲める状態にしてあげましょう。

よくケージだけに給水器をつけているお家を見かけますが、部屋んぽ中でも、すぐにお水が飲める環境がベストなので、置き型給水器(下記のような)か、外のサークルにも給水器をセットしてあげるのがおすすめです。

個人的には、一日にどれくらい水を飲んだかが分かるメモリ付きの給水器がかなり便利です。

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うさぎ用毛球症予防のサプリなどを与える

うさぎ用毛球症予防のサプリなどを与える
毛球症予防サプリ(ActiveE)が大好きなうなちゅん

毛球症予防には、タンパク質分解酵素を含んだサプリなどを与えるのも◎。

各メーカーで種類が色々出ているので、うさぎさんの好みのものを選んであげて。

また、パパイヤやパイナップルには分解酵素が含まれているので、乾燥したものを与えるのも良いでしょう。うさぎの食いつきは抜群です。

ただ、糖分も含まれるので与えすぎないように。

たなか
たなか

サプリについては、獣医さんのアドバイスももらうとより安心です◎

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まとめ:予防には毎日のケアが超大切

うさぎにとってうっ滞はとても怖い病気です。

定期的な検診なども大切ですが、お家での毎日のケア、予防は、うさぎの健康にとって欠かせません。

うさぎさんと長く一緒にいるために、「めんどくさい」で終わらせず、飼い主さんが今できることを頑張ってみましょう。

お家ケアまとめ
  • ブラッシング
  • 異物をかじらせない
  • お部屋で運動できる環境をつくる
  • ストレスをためない
  • おやつ、ペレットを与えすぎない(牧草中心の食事)
  • ペレットは朝夕の2回に分けて与える
  • 水を常に飲める状態にする
  • 毛球症予防のサプリなどを与える

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