初めてのお迎えの日はうさぎも飼い主さんも不安と緊張でいっぱい。うさぎは新しい環境がストレスで体調を崩すことも。そうならない為に、お迎えしてから一週間の慣らし方をご紹介します。
▶︎うさぎのお迎え当日にペットショップで聞いておくべき5つのこと
うさぎのお迎えから1週間の慣らし方
うさぎは本来、捕食される側の臆病な動物です。
お迎えしたばかりのうさぎは新しい環境に不安いっぱい。初めからなでたり触ったりせず、少しずつ慣らしていきましょう。
また、飼い主がうさぎと接するときはビクビクしたりせず、リラックスしましょう。飼い主の緊張はうさぎに伝わり、余計に怯えてしまいます。
うさぎのお迎え初日
お迎え当日は、うさぎは不安と緊張でいっぱい。家に着いたら、すぐにケージへ入れてあげましょう。すぐに触りたい、可愛い写真をたくさん撮りたい気持ちもあると思いますが、少し堪えて。
むやみに抱っこするのもNGです。(捕食される動物なので、うさぎは元々抱っこが苦手)
慣れてないうちから抱っこされると、大きなショックやストレスを感じ、体調が悪くなったりすることも。
うさぎに過度なストレスを与えないように、エサと水を与える時以外は、なるべく静かに、そっとしておいてあげて下さい。ケージの外に出すのはまだ我慢です。
うさぎのお迎え2日目〜3日目
お迎え翌日からリラックスした姿や懐いてくる場合をのぞき、基本はまだケージの外に出さず様子をみて下さい。
掃除をするときは、手早く済ませるか、気になるようなら掃除の間はラビットサークルに入れておくのもいいかもしれません。
エサや牧草を与える時は、優しく声をかけて与えてあげましょう。飼い主さん=うれしいこと(食事がもらえる)と少しづつ結びついていき、警戒心がなくなってきます。
抱っこや過度な触れ合いは、まだ我慢です。
うさぎのお迎え5日目
この頃には、大半のうさぎは飼い主がケージのそばにいることに慣れてくるでしょう。
好物のおやつを手におき、ケージの中に入れてみましょう。うさぎが寄ってくるのを待ちます。すぐ食べてくれるようになったら、体をなでであげましょう。最初は短い時間から初めて下さい。
うさぎのお迎え7日目以降
飼い主さんになでられるのにも慣れてきたら、徐々にケージの外に出して遊ばせてみましょう。初めてのお部屋に警戒する子もいるので、最初は10~20分程度にしましょう。
ケージの外では、後ろを追いかけたりせず、寄ってくるのを待ちます。うさぎが寄ってきたら好物のおやつをあげたり、なでたりしてあげましょう。より飼い主さんと信頼が深まります。
うさぎが慣れたなと思っても、乱暴に扱ったり、大声を出したり怒鳴ったりしたら、信頼関係が壊れてしまうこともあります。
思い通りに振舞わないからと、ケージを叩いたり、怒鳴ったりせず、おおらかな気持ちで接してあげて下さい。
また、怒るときに名前を呼ぶのもNG。自分の名前=嫌なこと、と結びつけてしまう場合もあるので注意して下さい。
お迎え時の飼い主がやりがちなNG行動まとめ
うさぎを多頭飼いしている時の慣らし方
うさぎは本来、縄張り意識の強い動物です。
先住うさぎさんにとって、自分の縄張に知らないうさぎが来ることは縄張りを荒らされていると警戒し、マウンティングや、時にケンカになる場合もあります。
また、新しいうさぎを優先すると、先住のうさぎがストレスで体調が悪くなることもあるので、双方に目を配る必要があります。
初対面はケージ越しから
対面は様子をみながら、まずはケージ越しで行いましょう。(ケージは必ず1頭に1つ用意しておいてください。)
ケージ越しに新しいうさぎさんとの対面が慣れてきたら、次はケージから出して対面させます。まずは短い時間で、徐々に時間を増やしていくイメージです。
この時、必ず先住のうさぎから先にケージの外へ出してあげて下さい。トラブルを防ぐためにも、2羽を注意深く観察してあげて下さい。
何をするにも先住うさぎを優先!上下関係を
エサや牧草、ケージの掃除、グルーミングなど、お世話する時は先住うさぎを優先させましょう。また、部屋で遊ばせる時も、先住うさぎから先に出してあげるようにして下さい。
新入りうさぎは慣れるにつれて、「先住うさぎは先輩だから喧嘩しない様にしよう」と、上下関係を学んでいきます。
先住うさぎより新入りうさぎの方が年齢が高いと、上下関係を学ばせるのは時間がかかる場合もありますが、あきらめず根気よく頑張って下さい。
少しでも様子がおかしい場合は動物病院へ
うさぎは環境の変化やストレスで体調を崩してしまうこともあるデリケートな動物です。特に、お迎えの日は、知らない人間や新しい環境に不安がいっぱい。
下痢をしたり、食欲がなかったり、日々の体調を観察して、少しでもうさぎの様子がおかしいと思ったら迷わず動物病院へ相談しにいきましょう。
まとめ
新しくうさぎさんをお迎えするのは、ドキドキ、ワクワク、心躍りますよね。
お迎えした子が元気で楽しく過ごしてもらうためには、まず最初が肝心です。いきなり距離をつめすぎず、ゆっくりと関係を築いてあげて下さいね。
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