うさぎと仲良くなるためには、うさぎの喜怒哀楽のサインを理解して気持ちを読み解くことが一番の近道です。
今回は、筆者の体験と、日本文芸社「うさごころがわかる本」を参考に、うさぎが怒っている時に見せる行動やサインを紹介。
怒りの行動を理解することで、不満やストレスを減らし、うさぎさんとの信頼関係をより深めることができますよ。
足ダンして怒る
うさぎの怒っているサインといえばこれ、とわれるくらいポピュラーな行動の「足ダン」。後ろ足を床に強く打ちつけて音を鳴らすことを指します。
本来、野生の穴うさぎは周りの仲間に危険なことをいち早く伝えるために足ダンをしていました。
飼いうさぎの場合は、飼い主に不満を伝えたり、抗議、警告したりする目的ために足ダンをすることが一般的です。
中には、部屋んぽや遊びの最中などに嬉しく興奮してつい足ダンをする子もいます。
食事やいつもの部屋んぽの時間が遅れたり、飼い主さんがつい大きな音を出したりすると足ダンで抗議をすることがよくあります。
また、ブラッシングなど嫌なことをされた後に足ダンする場合も。何度も足ダンしている場合は相当警戒しているので、しばらくそっとしておきましょう。
ブーブーと激しく鳴く(うさぎの鼻音)
うさぎは犬や猫のように声は出せない動物ですが、その代わりに鼻から息を出してブーブー、ぷっぷっと鳴きます。何かを伝えるために鳴くと言うよりは、感情がたかぶってつい出てしまうようです。
嫌なことをされて怒っていたり、警戒している時は、強く「ブーブー」「ブッブ」と鼻で泣き、時には噛んできたり前足で引っ掻いたりしてきます。
例えば、ハーネスを着用させる時に嫌がり「ブー!」と怒る子も。ケージの掃除などで自分のテリトリーを勝手に荒らされると警戒しているうさぎさんも「ブッブッ!」と怒ることもあります。
あまり強く鳴く場合は落ち着くまでそっと解放してあげましょう。無理矢理すると暴れて危険な場合もあります。
ちなみに、撫でられている時などに柔らかい「ぶっぶっ」という鳴き声を出すときは嬉しいと感じている時なので、たくさん撫でたり優しくお話してあげてくださいね。
>> うさぎが嬉しい時にする行動やサインまとめ
うさぎが噛む
うさぎが恐怖や怒りを感じるときに、手などを噛んでくる場合があります。
例えば、ケージ内の掃除など、うさぎさんの縄張り・テリトリーをいじられたりすると、怒って噛んだりします。
他にも、まだ飼い主さんや周りの環境に慣れない状態で、触ったり抱っこしたりすると恐怖でつい噛んでしまう場合も。頭上から手を出したり、無理矢理触る・抱っこするのはうさぎさんを怖がらせてしまうので、気をつけましょう。
発情期で噛んでくる子もいます。
前足でパンチ
うさぎが前足でパンチしたり引っ掻いたりするのも怒っている、警戒しているサインです。ケージなどの縄張りを掃除されたり、何か嫌なことをされたりすると怒ってパンチをしてくる場合があります。
警戒して威嚇する時には、両方の前足を床にバンと叩きつけて「ブー!」と鳴くことも。これはかなり怒っているサイン。落ち着くまでそっとしておいてあげるのがベストです。
もし、何もしていないのにパンチされる場合は、飼い主さんを下に見ているかもしれません。そんな時は過剰に反応せず冷静になりましょう。
後ろ足でキック
抱っこや爪切りなどでうさぎさんを固定している時など、後ろ足でキックをしてくる場合があります。前足のパンチよりも威力があり、怯んでしまう飼い主さんも。
下手に無理矢理固定すると骨折などの危険もあるので、まずはうさぎさんを落ち着かせましょう。あまりに暴れる場合は解放してあげてください。
うさぎが怒っている時の行動まとめ
参考書籍:「うさごころ」がわかる本(寺尾順子監修/井口病院イラスト)
コメント