「うさぎのティモテ可愛い〜」とうさ友が言っているのを聞いたことがありませんか?
「ティモテ?チモシーの間違い?」と思うかもしれませんが、実はうさぎが耳のお手入れをしている姿を「ティモテしている」と呼ぶんです。それは昔流行ったシャンプーのCMに由来しています。
ティモテの名前の由来や当時(昭和頃!)流れていたCMを紹介します。
うさぎが耳を毛づくろいする姿を「ティモテ」と呼ぶのはなぜ?
「ティモテ」とは、昔発売されて有名になったシャンプーの名前です。
そのシャンプーのCMで金髪の美女がシャンプーを洗う姿がうさぎが耳のお手入れする仕草に似ていることから、うさぎが毛づくろいすることを「ティモテ」と呼ぶようになったそうです。
▼そのCMがこちら
このティモテシャンプー、現在では「ティモテ ピュア シャンプー」という名前で再販売されているようです。
可愛いだけじゃない!うさぎのティモテは大事な仕草
うさぎが一生懸命ティモテする仕草はとっても可愛いですよね。でもうさぎにとっては大事な仕草なんです。
というのも、耳はうさぎにとって、と〜っても大切な器官。周囲の音を聴くだけでなく、体温のコントロール、調節をする役割があります。
うさぎは人間のように汗をかくことができず、また犬のように「ハァハァ」と呼吸して体温調節もできません。
なので夏場はほとんど耳(の血管)から放熱して体温をコントロールします。夏は熱中症になりやすいので、耳の温度に注意してあげましょう。
そんな大切な器官である耳をお手入れして守っているうさぎさん、健気ですよね。
SNSなどで耳にリボンなどをつけている飼い主さんをみますが、耳をしばったり、長時間つけるのは危険なのでやめてあげて。
うさぎの耳を掴んで持ちあげるのはもってのほか!絶対やめましょう。
垂れ耳うさぎのティモテは要チェック?
ホーランドロップなどの垂れ耳のうさぎさんは、耳に湿気が溜まって細菌などが繁殖しやすく、他の立ち耳のうさぎと比べて中耳炎のリスクが高いと言われています。
中耳炎が進むと、斜頸などの原因にもなりうる危険があるので、(※山田どうぶつ病院HPより)痒がったり、耳をめくって汚れていないか嫌なニオイはしないかなど観察してあげてください。もしそのような症状があれば早めに動物病院へ。
※参考:山田どうぶつ病院HP [ウサギの斜頸]より
http://yamada-ah.com/blog/2009/02/post-89.html
まとめ:ティモテは可愛いだけじゃない
うさぎのティモテはとっても可愛らしい仕草ですが、それと同時にうさぎにとって大切な器官である耳をお手入れしている大事な行為です。
もし、いつもより頻繁にティモテしているようなら、耳に異常がないかなども確認してあげてくださいね。
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