友達がペットを飼いたいって言ってたから、うさぎをオススメしたよ!
ちょっと待って。うさぎは可愛いし癒されるけど、ちゃんと飼えるかどうか確かめてからにしよう!
インスタやYouTubeで、うさぎが飼い主に甘えている可愛い姿をみて飼いたい!と思った方もいるのではないでしょうか?
しかし、途中でお世話ができなくなって捨てる飼い主もいるのが現状です。
今回は、うさぎを飼う前に確認しておくべき6つのポイントをご紹介します。
うさぎや牧草のアレルギー検査を
猫や犬はOKでもうさぎはアレルギー反応が出ることも
うさぎの毛やフケ、唾液によるアレルギー反応が出てしまう方もいます。うさぎの毛は細くて軽く、空気中に舞やすいので、一緒に暮らしていると、知らない間に吸い込んでしまいアレルギーを発症する場合もあります。
軽い場合なら、マスクをしたり、ケージやうさぎを放して遊ばせている部屋をこまめに掃除するなどして対応できますが、重度のアレルギーだと飼い続けられるか心配です。
元々アレルギー体質の方などは、飼う前に病院でアレルギー検査をしてもらうことをオススメします。
牧草アレルギー
牧草アレルギーは、うさぎの飼い主さんが罹ることが多いアレルギーの一つ。特に、うさぎの主食であるイネ科の「おおあわがえり(チモシー)」や、「かもがや(オーチャードグラス)」はアレルギー検査項目にもあるほど一般的なものです。
飼う前は大丈夫でも、毎日牧草を替えているとアレルギーを発症することもあるので、粉塵を吸い込まない、替えるときはマスクをするなど対策をとった方がベター。
» 牧草アレルギー対策におすすめ!うさぎ用チモシーペレットタイプ5選
住まいは賃貸?ペット飼育OK?
ペット不可のマンション、賃貸の場合は要注意
ペット不可のマンションでも、うさぎは鳴き声も出さないので大丈夫なのでは?と思う方もいるかもしれません。しかし、うさぎは部屋の柱や角を齧ったり、部屋でおしっこをしたりすることもあり、修繕費がかかってしまうこともあります。
捨てた牧草やペット用品のごみから、飼っていることがバレる場合もあり、最悪強制退去させられることも。
ペット可のマンションか、事前に不動産管理会社と相談しましょう。
» うさぎのかじり防止対策7選|賃貸の柱の角や壁を徹底ガード!
責任を持って最後まで飼えますか?
うさぎさんの個性を愛せますか?
うさぎは大人しいイメージがありますが、気に入らないことがあるとケージで暴れたり、お皿をひっくり返したりする子もいたり、頑固な一面もあります。
また、SNSに写っている甘えたり、リラックスした様子のうさぎをみて、うちの子もすぐ懐くだろうと期待してしまう飼い主さんも少なくありませんが、うさぎによっては警戒心の強い子もいます。
甘えん坊な子、警戒心の強い子、頑固な子。そんなうさぎさんの個性を含めて愛してあげてください。
掃除やお世話はきちんとできますか?
毎日のエサやりのほか、ケージや給水ボトルの掃除、水や牧草の入れ替えなどのお世話は大切です。
また、夏場や寒い冬はエアコンなどで室内の温度管理が必要です。
一人暮らしで外出が多い方などは、きちんとお世話ができるか考えてみてください。
▶︎うさぎの1日の食事量や回数、与え方について | 世話の基本
うさぎの寿命に寄り添えますか?
うさぎの平均寿命は7~8年と言われていますが、最近ではペット医療が発達して長い子で10年〜15年生き続けてくれることもあります。
今は飼育できる環境でも、結婚や転職などライフイベントで、飼育する環境に変化が出てくるかもしれません。最後まで責任をもって飼育しましょう。
うさぎを飼う費用は大丈夫?お金の問題
うさぎは、治療費、エサや日用品のほか、エアコンなどの費用もかかります。夏は一日中エアコンを付けっぱなしにしている日がほとんどなので、光熱費も普段より高くなるでしょう。
うさぎの1年間にかかる費用の平均は88,410円(アニコム損保のウサギかける年間支出調査2019より)。病気やケガの治療費、フード・おやつ、日用品、光熱費などで、毎月約7,367円かかる計算です。
ちなみに犬は年間で約30万円、それに比べると安いですが、それでも出費は家計の負担になります。病気によっては医療費が高額になることもあります。
いざという時のために、ペット保険に入ったり、貯蓄しておくなど準備を。
※うさぎを飼育する際の初期費用はこちらの記事で解説:
ケージ、トイレ等の飼育用品、ケア用品など飼う前に用意するものもお金がかかります。
そんな初期費用をアイテムごとの価格帯や、筆者の実際の購入品とともに紹介します。
Amazon最安値の値段も載せているのでペットショップへ行く際に比較していただけます。
» うさぎを飼う初期費用はいくら?実際の購入品とその値段
ほかの動物がいる場合の対策は考えていますか?
草食動物であるうさぎは、本来は捕食される側にいる動物です。犬や猫などの肉食動物とは基本的には相性はよくありません。
先住の犬や猫、その他の動物がいる場合は、お迎えする場合は慎重に。お迎えしてしばらくは部屋をわけて様子をみるなど、うさぎさんのストレスにならない配慮をしてあげてください。
うさぎの診れる動物病院やペットホテルを探しておきましょう
急に病気になったりケガをした場合に備えて、うさぎを診察できる獣医のいる動物病院を探しておいてください。日本では、うさぎをみれる動物病院はまだまだ多いとは言えません。
うさぎをお迎えしたペットショップやうさぎを飼っている友達に聞いてみるのがいいでしょう。
また、旅行の時など、うさぎを預けることができるペットホテルが近くにあるかどうか探してみてください。
犬や猫も預かっているホテルは、鳴き声などでうさぎがストレスを感じてしまう場合があります。できればうさぎ専用、もしくは小動物専用のペットホテルを探すことをおすすめします。
動物病院でもうさぎを預かってくれるところもありますので、高齢や妊娠中、体調が悪くなりやすいうさぎさんには安心です。
まとめ
いかがだったでしょうか?
これからうさぎを飼うという方も、すでに飼い始めた方も、ぜひ一度確認してみてください。
うさぎの一生に寄り添っていく飼い主として、自分に足りないところはないか、立ち止まって考えることが大切です。
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